アタシのアソコが大変なコトにっ！
本日はR-40指定。40歳未満には刺激が強すぎるおそれがあるので、読むのは控えるように。
さて、ブラック企業を退職したのはいいが、次に働くつもりだった会社が諸般の事情により採用をできない状況になり、41歳にして無職となった私。日々、新たな仕事の仕込みをしながら、いかに正しい【無職中年】となれるか、模索中である。
正しい無職中年のキーワードは、私が考えるに「怠惰」だ。
というわけで、どれだけ厚顔無恥に怠惰な男になれるのか、私は日々研鑽を積んでいる。
まずは食事である。
物理的に金が足りないので、できるだけ安い食材で済ませる努力をする。近所のマックスバリュでは、1袋17円のもやしを売っているので、それと値引きされた見切り品で野菜はクリア。あとは、700グラム98円の小麦粉を使って、お好み焼きもどきを作る。
さりとて、怠惰な日常にアルコールは欠かせぬ。
そこで、紙パックの焼酎を毎日飲む。なんなら昼から飲む。なんと怠惰で甘美な生活であることよ！
生活そのものの怠惰さは、お手のものである。
ブラック企業に勤務していた折から、平日は毎日12〜3時間働き、往復の通勤時間をのぞけば飲んだくれているか寝ているか、という生活だった。休日は部屋に引きこもり、疲労回復のために寝て過ごす。会いたい誰かがいるわけでもなく、気にかけてくれる誰かがいるわけでもなく、まさに無縁仏な生活である。
無縁仏として即身成仏すべく、ベッドの上で座禅を組んで一日過ごそうとしたこともある。もっとも、体がかたくて座禅は数秒で断念したが。
寝ながら文章を書いてみたり、仕事の企画書を書いてみたり、PHPを書いてみたり。書きながら眠ってしまうなどということも、なかなかの怠惰さ加減である。
しかしながら、毎日が休日のごとくなると、生活のリズムを保てなくなる。誰にも会う予定がないため、面倒になって入浴をしなくなる。夜ふかし昼寝は当たり前。締め切って空気がよどんだ部屋の中で、日々瞑想生活を堪能するのだ。
とは言え、人と会わない（＝入浴しない）日が長く続くと、体のあちこちがかゆくなってくる。そして、かくとアカがぼろぼろと出てくる。さすがに不快なので、清水の舞台から飛び降りる覚悟で入浴を決意するのであった。
入浴は時間をかけてアカをすり、たっぷり湯船につかって体をふやけさせ、さらにアカをする。
おかげでスッキリ！ となるのはいいのだが、体が温まってしまい、入浴後も汗が止まらない。そこで、バスタオルを腰に巻いて流れ落ちる汗を吸わせながら、扇風機の風を浴びる。
イスにすわり、パソコンをいじりながら汗が止まるのを待つこと15分。
汗がひいたので立ち上がると、股間に違和感が。
なんと！
陰茎をさわると、感覚がない。
どうやら、座っていた際のバスタオルの一部が、陰茎への血流を阻害していたようだ。
ああ！
あわれ、わが陰茎はこのまま壊死して腐り落ちるのか。
……ま、いっか。
無縁仏たる私にとって、陰茎などたいした使い道があるわけでもない。小便なら、その気になれば陰茎なしでもできる。 逆に、陰嚢ともどもなくなってくれたほうが、無駄な性欲に悩まされずに済むので、快適に過ごせるのではないか。
と達観した瞬間、陰茎に感覚が戻り始めた。
想像してほしい。
しびれて無感覚になった場所が回復する際に発生する、あのちくちく感を。
そのちくちく感が、体の中でもっとも敏感な場所を襲うさまを。
無縁仏オヤジ、平日の日中に全裸で悶絶す。
ああ。
なんたる自堕落。
まさにこれこそ正しい無職中年の姿ではなかろうか。
滝澤（2012/06/05）
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