『言葉遊び日々』
スマトラトラが、絶滅の危機に瀕しているのだそうな。
私はエコロジストでもなんでもないので、まあ、どんな種が絶滅しようとも（たとえその種が人間であっても）あまり気にならない。
まあ、種の絶滅なんて、よくある話だし。
それよりも気になるのは、その名前だ。スマトラトラだなんて、ちょっといいじゃないか。細身だと、「スマートスマトラトラ」とか呼ばれるに違いない。
この方式でいくと、アメリカにいる蚊は「アメリカカ」になる。そのほか、ちょっと考えただけで「イヌイットイヌ」とか、「ヒダカタカ」とか、いろいろ浮かんでくるし。実に楽しい。
きっと、日本にも「コクブンジジジイ」とか、「チバババア」、「クニタチチチ」、「ウラワハハ」などなど、いろんなバリエーションが存在しているはずだ。
私の耳は「タキザワマサミミミ」だし、私が使う鋏は「マサミハサミ」、私が鋏を探して引き出しをあさる行為は「マサミハサミアサリ」、引き出しをあさっているように見せかけると「マサミハサミアサリカタリ」となる。
うん、何かいかがわしい新種の生物みたいな名前だな、「マサミハサミアサリカタリ」って。
解説しよう。
滝澤は、鋏をあさるフリをすると、「マサミハサミアサリカタリ」に変身するのだ。変身に要する時間は、わずか1ミリ秒（宇宙刑事シャイダーの焼結なみ）。
必殺技は、置き物のフリをして室内に溶け込む「マサミハサミアサリカタリカザリ」。
お金をせびる「マサミハサミアサリカタリタカリ」。
根は善良でお金をせびりたくてもできない「マサミハサミアサリカタリタカリタガリ」。
など、多数。
悪の秘密結社「ジャドーシャドー」から「ハチノヘヘイワ」を守るため、「マサミハサミアサリカタリ」は今日も行く！
がんばれマサミハサミアサリカタリ！
負けるなマサミハサミアサリカタリ！
私の主演で、八戸市限定放送のテレビシリーズとか、作らないかな。
ヒーローに呼びかけようとした拍子に、舌を噛んで死人が出そうなのが、玉にキズだが。
滝澤（2004/03/29）
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