『おもらし』
本日は、ちょっと汚いネタで申し訳ない。
失禁という言葉がある。この言葉、大小便をもらす、という意味であるのをご存知だろうか。
大便をもらすシチュエーションと区別をつけるために、小便をもらすときを表す言葉として、尿失禁という言い方をするのだ。
しかし、糞失禁とはいわないな。
便失禁？ いや、便は大小共通だから、おかしい。
誰か、ご存知ないだろうか。
無知な私に教えてほしい。
おもらしで思い出すのは、寝小便。
私は、ずいぶん大きくなるまで寝小便をしていた。具体的に何歳くらいまで、というのは覚えていないが、泊まりの修学旅行のときに寝小便をしたら恥ずかしいな、とプレッシャーになっていた記憶があるので、それなりの年齢だったろう。
いまだに、眠るためのすべての準備が整ってから、トイレに行っておかないと不安で仕方がない。
どのみち、眠っている時間は長いので、朝になればトイレに行きたくなるのは当然である。おかげで、夢でトイレに行っている場面を見たりする。
夢の中ではトイレに行って放尿しているのだが、当然ながら実際の膀胱は圧力から開放されていないわけで、なかなか放尿が止まらない。いつまでも放尿しつづける。夢の中では、水洗トイレが詰まっていて、便器からあふれるくらいまで尿が出つづける。
そんな状態になって、ようやく気づくのだ。
ああ、これは夢だ、と。
昔、寝小便を頻繁にしていた頃のことを思い出すと、こういった夢の途中で実際にもらしていたのだということがわかる。
放尿の夢を見て、実際に放尿する。実際に放尿すると、現実の股間の濡れた感覚により、目が覚める。そんなパターンだった。
やはり、夢よりも現実のほうが強いということだろう。
そういえば、糞失禁（仮）の経験もある。さすがに、寝大便というのは、記憶にないが。そりゃあ、赤ん坊の頃は平気でやっていたのだろうけれども。
糞失禁（仮）は、おもに、腹の具合が悪いときに発生する。固形だと、出すのにそれなりにパワーが必要だ。が、液状だと、簡単にもれ出てくる。腸内の圧力が上昇していて、ああ、これはガスによる内圧の上昇だな、などと勘違いしてしまうと、大変だ。
ガスのつもりが、液が出る。
これは、かなりショックだ。
誰にも言えず、こっそりとトイレに逃げ込む以外、方法がない。
あ。
今わかった。
大便は、おもらししたときのショックが大きいから「大」便なのだ。
私はついに、大小便の秘密を解き明かした！
滝澤（2003/06/29）
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