ブルーとか、グレーとか
そんなふうに世界が見える
こんな目、いらない
助けてとか、苦しいとか
声にならない悲鳴が聞こえる
こんな耳、いらない
どうして、そんなにがんばるの？
背筋の凍るような、冷たい仮面を顔にはりつけて
仮面の奥から、無声の悲鳴をあげて
どうして、そんなにがんばるの？
とびっきりの笑顔をつくって
大丈夫だと言って
仮面をつけた君は醜い
でも、僕の目には仮面の向こうが見えて
その仮面の向こうが、どうしようもなくいとおしい
僕の目も、役に立っているんだね
だから、こんな目はいらない、なんて言わない
だから、こんな耳はいらない、なんて言わない
僕は、この目に見えるものを愛し
僕は、この耳に聞こえるものを愛し
世界を彩ろう
こんな僕にできることはひとつだけ
君の世界に色彩を
明日は彩り豊かな日でありますように
祈ります
祈っています
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